「配信には色々と必要らしいけど、スマホだけじゃダメなのか」
これから配信を始める、もしくは配信初心者の方はこう思っているのではないでしょうか。
確かに配信を行うこと自体はスマホだけで可能です。
ですが、配信関連の機材にはリスナーを楽しませるための要素が詰まっており、配信環境を整えることであなたの配信のクオリティも自然と上がってくるのです。
特に、パソコンで配信行う際にはスマホよりも必要なものも多くなってきます。
この記事を読めば
・ライブ配信に必要なもの
・機材それぞれの役割
今後の配信環境作りの参考になれば幸いです。
ライブ配信機材を揃えれば、配信全体の見栄えがよくなり、凝った設定ができる
なぜライブ配信に機材が必要なのか、それは配信環境を整えることで自分の配信スタイルに合わせて凝った設定が可能になるからです。
たとえばスマホ内蔵のカメラ、マイクでは再現できない高音質、高画質を手に入れることができ、他には自分の容姿をより綺麗に見せたり、リアルタイムでエコーなどのエフェクトを手元で行えたりします。
もし、あなたが誰よりも早く人気者になりたいと考えているのであれば、モチベーションを上げておくためにも配信に最適な環境を整えておきましょう。
ライブ配信に必要なもの
ライブ配信に必要なものは配信するジャンルによって変わります。なのでこの項目では最低限必要なアイテムを詳しく紹介していきます。
あなたの配信スタイルを考えながらチェックしてみてください。
配信ソフト
パソコンで配信を行う際には配信ソフトはほぼ必須です。
配信ソフトを使うことで声の音量調節やゲーム画面と実写画面の同時出し、画像の差し込みなど、配信に関する細かな設定ができます。
使いこなせばゲーム実況、歌ってみた、雑談など、オールジャンルで活躍できます。
カメラ
カメラは高画質な映像をリスナーに届けられます。特にUSBで接続できるWebカメラはパソコンに簡単に接続でき、映像を取り込むために必要な機材になります。
カメラを使えばゲーム画面の端に自分の顔を映して、リアクションをリスナーに楽しんでもらえます。
スマホカメラに限界を感じた方は本格的なカメラを用意しておくと良いでしょう。背景を広く見せられるので、大きな動きをする方にもおすすめです。
マイク
高音質のマイクを使えばスマホ内蔵マイクで発生するような無駄なノイズを減らし、クリアで耳障りの良い音になります。
また、コンデンサーマイクと呼ばれる音を繊細に拾ってくれるモデルにすれば、より自分の歌声やトークの抑揚をしっかりとリスナーに届けてくれます。
オーディオインターフェース
オーディオインターフェースは、先述したような高性能なマイクをスマホやパソコンに接続する役割を持っています。
音量調節やエフェクトをスムーズに操作できるミキサー機能が付いていると快適さが増します。
さらにオーディオインターフェースを介して聴こえる音も高音質になり、音楽やゲームのサウンドをより楽しめます。
マイクを使いたい方には必須の機材です。
キャプチャーボード
キャプチャーボードとはNintendo SwitchやPlayStation4などのTVゲーム機や高性能カメラの映像、音声をパソコンに取り込むことが可能で、ゲーム実況配信に必要になってくる機材です。
ゲーム画面をパソコンにリアルタイムで映せるので、配信ソフトでちゃんと配信できているか確認しながらパソコン画面でゲームを行えます。
キャプチャボードを使ってパソコンゲーム以外のたくさんのゲームが実況できるようになれば、配信のネタに困りません。
あると便利なもの
基本的な機材を紹介していきましたが、機材環境を整えて、ある程度慣れてきたら自分の配信内容をもっとこだわってみてはいかがでしょうか。
この項目では配信初心者をすでに脱している方に向けてリスナーをより楽しませるアイテムを紹介します。
LEDリングライト
LEDリングライトは輪っか状のライトで、見栄えを良くするために必要になっていきます。
LEDリングライトの中心にカメラやスマホを設置した状態で顔出し配信をすれば、自分の肌を白く健康的に見せることができ、天井のライトだけだと暗い状態だったんだなと実感すると思います。
特に顔出し配信をする際に、リスナーに向けて自分をかっこよく、かわいく見せたい方には欠かせません。
グリーンバック
グリーンバックは文字通り、実写背景を緑色にしてくれるアイテムです。
配信設定を少しいじって背景に自分の好きなイラストを挟む事ができ、背景を透明にすればゲーム配信時などで、自分の体だけを映せるので見栄えが良くなります。
生活感ある背景を見せたくない方や、配信ソフトを自由に扱えるようになっている方向けのアイテムです。
サンプラー
サンプラーはボタン一つ一つに音を割り振ることができ、自分のリアクションに合わせてリアルタイムで効果音を出して、リスナーに自分の感情を共感してもらえます。
重大発表したい時に自分の発言に合わせてドラムロールを出したり、雑談配信時に感情に合わせて効果音を出して楽しい雰囲気や、怖い雰囲気などを作り出せます。
他の配信者の機材環境はどうなっているか
ライブ配信に必要なものを一通り紹介していきましたが、有名配信者はどのような配信環境なのでしょうか。
実際にYouTubeや配信アプリで活躍している配信者を3人ピックアップして、機材を一部紹介します。
少し上級者向けの機材や設定になっており、こだわりのあるものばかりです。
蛇足さん
蛇足さんは歌ってみたやゲーム実況を中心にYouTube上で配信しており、高性能な機材を使用してパソコンで配信しています。
・オーディオインターフェース
・キャプチャーボード
・高性能カメラ
・ミキサー
・音楽プレーヤー
・DAWソフト
音楽プレーヤーをBGM代わりに使用し、キャプチャーボードを用いてカメラの映像やゲーム画面を収録しています。また、作曲ソフトを用いてカラオケ音源の各調節を行っており、高度な設定をしています。
歌ってみた配信をされたい方、高品質な機材を知りたい方は参考にしてみてください。
山岸れいさん
山岸れいさんはイチナナという配信アプリで活躍されており、スマホに様々な機材を繋げて配信しています。
・ミキサー機能つきオーディオインターフェース
・LEDリングライト
・サンプラー
・iPhone
・iPad
サンプラーを用いて効果音を出してライブ配信を盛り上げ、LEDリングライトの中央にスマホを設置して見栄えを良くするなど、リスナーを楽しませる工夫がなされています。
スマホで配信環境を整えたい方は参考になります。
瀬戸弘司さん
瀬戸弘司さんはゲーム実況や雑談配信をメインにYouTube上で活躍しています。
・ミキサー機能つきオーディオインターフェース
・キャプチャーボード
・高性能カメラ
・高性能ライト
・ビデオミキサー
配信環境を快適にするために機材、配線にかなりこだわっており、ビデオミキサーと呼ばれる映像を手元でスムーズに切り替えられる配信上級者向きの機材を使いこなしています。
自信の配信環境を2パートに分けて詳しく動画にしており、顔出し配信したい方の参考になります。
まとめ
ライブ配信をするために必要なものは人によって様々で、配信している人の数だけ好みの機材、設定などがあります。
基本的な機材を揃えるだけで配信のクオリティは大きく変わり、あなたの周りに自然と人が集まってくること間違いありません。
ですが一番大切なのはリスナーが何を求めているのかをしっかり考えて、自分の必要な機材を見極めることです。
自身の配信を快適にしつつ、リスナーに寄り添った見栄え、音質を目指していきましょう。